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確定申告前に始める相続準備|残置物整理で得る税務メリット
はじめに|確定申告が近づくと気になり始める「相続まわりのこと」
確定申告の時期(1〜3月)が近づくと、
- 年間のお金の流れ
- 現在の資産状況
- 将来の相続手続き
- 親の実家や空き家の管理
について、改めて真剣に考える機会が増えます。
特に、相続を控えている方、すでに相続が発生している方の中には、
- 「実家や空き家の中が亡くなった親の物でいっぱいのまま」
- 「残置物に手を付けられず、何年も放置している」
- 「何を整理すべきか、どこから始めればいいか分からない」
- 「相続税の申告期限が迫っているが、遺品整理が進んでいない」
- 「不動産を売却したいが、残置物が片付いていない」
- 「親が高齢で、生前整理を考え始めているが、どう進めればいいか分からない」
といった状態のまま、時間だけが過ぎているケースが非常に多く見られます。
確定申告という「お金と資産を見直す時期」は、実は相続準備や残置物整理を始める絶好のタイミングでもあります。
なぜなら、
- 税務的な視点で相続を考えやすい
- 年間の収支を整理する流れで、資産全体を見直せる
- 確定申告後の時期(3〜4月)は相続手続きを進めやすい
- 年度替わりという区切りで行動を起こしやすい
からです。
この記事では、
- なぜ確定申告前に相続・残置物整理を考えるべきなのか
- 確定申告前に整理しておく具体的なメリット(税務面・実務面)
- 相続手続きと残置物整理の関係
- 買取できる遺品の具体例と相続財産への影響
- 専門業者に任せることで得られる安心感
を、税務的な視点も含めて、実践的かつ分かりやすく詳しく解説します。
なぜ確定申告前に相続・残置物整理を考えるべきなのか|4つの明確な理由
理由1:お金と資産を整理する意識が最も高まる時期
確定申告前は、
- 年間の所得と経費
- 資産の増減
- 不動産所得や譲渡所得
- 医療費控除や生命保険料控除
を見直すタイミングでもあります。
この時期に、
- 相続した不動産(実家、空き家、土地)
- 親から引き継いだ家財や遺品
- 将来相続する可能性のある資産
の存在を改めて意識し、「このままでいいのか?」「今年こそは何とかしなければ」と考え始める方が非常に多くなります。
「確定申告」という作業を通じて、お金と資産に向き合う習慣ができている時期だからこそ、相続準備にも自然と意識が向くのです。
理由2:整理を後回しにするほど税務・経済的負担は確実に増える
相続・残置物整理を先延ばしにすると、以下のような負担が雪だるま式に増えていきます。
税務面での負担
| 項目 | 先延ばしのデメリット |
| 相続税の申告期限 | 相続開始から10ヶ月以内、遅れると延滞税や加算税 |
| 固定資産税 | 空き家でも毎年課税される |
| 小規模宅地等の特例 | 要件を満たさないと大幅な税負担増 |
| 譲渡所得税 | 売却時に整理が済んでいないと査定額が下がる |
| 準確定申告 | 相続開始から4ヶ月以内、遺品整理が進まないと困難 |
経済面での負担
| 項目 | 年間負担の目安 | 10年放置した場合の累積負担 |
| 固定資産税・都市計画税 | 10万円〜50万円 | 100万円〜500万円 |
| 維持管理費 | 10万円〜30万円 | 100万円〜300万円 |
| 不動産価値の下落 | 年3%〜5%下落 | 30%〜50%の価値減少 |
| 残置物の劣化 | 買取不可になる可能性 | 処分費用だけがかかる |
確定申告前という区切りをきっかけに、現状把握だけでも進めておくことが、将来の大きな損失を防ぐことにつながります。
理由3:相続税申告期限(10ヶ月)を見据えた計画が立てられる
相続が発生した場合、相続税の申告期限は相続開始から10ヶ月です。
この10ヶ月の間に、
- 遺産の調査・評価
- 遺産分割協議
- 相続税の計算と申告
- 納税
をすべて完了させる必要があります。
しかし、実家や空き家に残置物が山積みのままでは、
- 不動産の価値が正確に評価できない
- 遺産の全容が把握できない
- 売却して現金化し、納税資金にすることができない
- 小規模宅地等の特例の要件確認ができない
といった問題が発生します。
確定申告の時期(1〜3月)に相続準備を始めれば、
- 4月以降に本格的な遺品整理を進められる
- 夏までに不動産の評価を確定できる
- 秋までに遺産分割協議を完了できる
- 期限に余裕を持って申告できる
という計画的な進行が可能になります。
理由4:被相続人(親)の生前整理を始める最適なタイミング
相続はまだ発生していないが、「親が高齢で、将来の相続に備えたい」という方にとっても、確定申告前は生前整理を始める良いタイミングです。
生前整理を進めることで、
- 相続税の節税対策(生前贈与、小規模宅地等の特例の準備)
- 遺産分割のトラブル防止(親の意思を明確にしておく)
- 相続発生後の負担軽減(遺品整理が不要、手続きがスムーズ)
- 親の老後の安全確保(不用品が減り、転倒リスクが下がる)
といったメリットがあります。
確定申告前に整理しておく5つの具体的なメリット
メリット1:相続全体の見通しが立てやすくなる
残置物整理を進めることで、
- 家の中の状況が正確に把握できる(何があるか、どこにあるか)
- 残っている資産・家財の価値が分かる(現金、預金通帳、貴重品、骨董品など)
- 不動産の状態が確認できる(建物の劣化具合、修繕の必要性)
- 重要書類が見つかる(遺言書、権利書、契約書、保険証券など)
といったことが明確になります。
これにより、
- 売却するのか、保有するのか、解体を検討するのか
- 相続税がどれくらいかかるか
- 遺産分割をどう進めるか
といった判断もしやすくなります。
メリット2:小規模宅地等の特例を適用しやすくなる
小規模宅地等の特例とは、相続した自宅や事業用地の評価額を最大80%減額できる制度です。
この特例を適用するには、
- 被相続人が居住していた宅地であること
- 相続人が引き続き居住・保有すること
- 一定期間内に申告すること
といった要件がありますが、残置物が片付いていないと、「居住の実態」や「建物の状態」が確認できず、特例の適用が難しくなることがあります。
確定申告前に整理を進めておくことで、特例適用の準備がスムーズに進みます。
メリット3:不動産売却の準備が整い、納税資金が確保できる
相続税は、原則として現金で一括納付する必要があります。
相続財産の多くが不動産の場合、
- 不動産を売却して現金化する
- その現金で相続税を納める
という流れが一般的ですが、残置物が片付いていない不動産は、売却価格が大幅に下がる、または買い手がつかないという問題があります。
確定申告前に残置物整理を済ませておけば、
- 春〜夏の不動産繁忙期に売却に出せる
- 査定額が上がる
- 納税期限までに現金化できる
という大きなメリットがあります。
メリット4:買取で得た現金を相続財産に加算できる
遺品の中には、
- 骨董品、美術品
- 貴金属、宝石
- 楽器、レコード、書籍
- 家具、家電
など、買取可能な物が多く含まれています。
これらを買取に出すことで、
- 処分費用が削減される
- 買取金額が相続財産に加算される
- 相続税の納税資金の一部になる
という経済的メリットがあります。
メリット5:気持ちの整理にもつながる
相続や遺品に向き合うことは、精神的な負担も大きいものです。
確定申告前のこの時期に、「少しだけでも進めておく」ことで、
- 先延ばしの不安が減る
- 次にやるべきことが明確になる
- 家族や親族と話し合うきっかけができる
- 故人を偲ぶ時間を持てる
といった心理的なメリットもあります。
相続手続きと残置物整理の関係|適切な順序で進める
相続手続きの基本的な流れ
相続が発生してから完了するまでの流れは、おおよそ以下の通りです。
| 時期 | やるべきこと | 残置物整理との関係 |
| 相続発生直後 | 死亡届提出、葬儀、初七日 | この時点ではまだ整理は始めない |
| 1〜2ヶ月 | 遺言書の確認、相続人の確定、財産調査 | 重要書類・貴重品の確保が必要 |
| 3ヶ月以内 | 相続放棄・限定承認の判断 | 財産状況を把握するため、ある程度の整理が必要 |
| 4ヶ月以内 | 準確定申告(被相続人の所得税申告) | 関連書類を探すため、書類整理が必要 |
| 4〜9ヶ月 | 遺産分割協議、不動産評価、相続税計算 | 本格的な遺品整理・残置物整理を進める時期 |
| 10ヶ月以内 | 相続税申告・納税 | 売却や処分を完了させる |
| 10ヶ月以降 | 不動産の名義変更、各種手続き完了 | 整理が終わっていないと手続きが滞る |
このように、残置物整理は相続手続き全体に深く関わっており、適切なタイミングで進めることが重要です。
残置物整理を始める最適なタイミング
1〜3ヶ月:重要書類・貴重品の確保 遺品整理の初期段階では、
- 遺言書
- 通帳・印鑑・キャッシュカード
- 権利書・登記簿
- 契約書・保険証券
- 貴金属・現金
を最優先で探し出し、確保します。
4〜9ヶ月:本格的な遺品整理・残置物整理 遺産分割協議が進む時期に、
- 買取可能な物の査定
- 不用品の処分
- 不動産の清掃
- 売却の準備
を本格的に進めます。この時期が確定申告後(3月以降)と重なるため、確定申告前から計画を立てておくことが重要です。
買取できる遺品の具体例|処分前に必ず確認すべき品目
相続・残置物で多い高額買取対象品目
相続や残置物の整理では、処分費用がかかると思っていた物が、実は高額買取の対象になるケースが非常に多くあります。
| 品目カテゴリー | 具体例 | 買取可能性・相場 |
| 骨董品・美術品 | 掛け軸、陶器、絵画、版画、壺 | 数万円〜数百万円 |
| 貴金属・宝石 | 指輪、ネックレス、時計、金歯 | 重量・ブランドで数千円〜数百万円 |
| 着物・帯 | 正絹の着物、帯、和装小物 | 5,000円〜50,000円 |
| 楽器 | ピアノ、ギター、三味線、尺八 | 10,000円〜数十万円 |
| レコード・CD | コレクション、希少盤 | 1枚100円〜数千円 |
| 書道具・茶道具 | 硯、筆、茶碗、茶釜 | 3,000円〜数十万円 |
| 古銭・切手 | 記念硬貨、古い紙幣、コレクション切手 | 額面以上〜プレミア価格 |
| カメラ・オーディオ | 一眼レフ、オーディオ機器 | 5,000円〜数十万円 |
| 書籍 | 古書、美術書、専門書 | 1冊100円〜数千円 |
| 家具 | ブランド家具、アンティーク家具 | 3,000円〜100,000円 |
| 家電 | 製造5年以内の冷蔵庫、洗濯機、エアコン | 5,000円〜30,000円 |
| 農機具・工具 | 耕運機、チェーンソー、電動工具 | 動作すれば10,000円〜数十万円 |
| 趣味用品 | 釣り具、ゴルフ用品、カメラ、コレクション | 3,000円〜数万円 |
「価値が分からない物」こそ専門業者に相談すべき
一見すると価値がなさそうでも、
- まとめて出せば需要がある(食器、衣類、日用品など)
- 部品や素材として評価される(金属、木材、布地など)
- 特定の市場で高値で取引される(レコード、古書、古銭など)
- 骨董品としての価値がある(古い家具、陶器、掛け軸など)
といった理由で、買取できる場合が多くあります。
「古いから価値がない」「田舎の家だから売れる物はない」と自己判断で処分してしまう前に、専門業者に一度確認することが、数十万円の損失を防ぐことにつながります。
買取金額と相続財産への影響
遺品を買取に出した場合、その買取金額は相続財産に含まれるかという疑問があります。
基本的な考え方:
- 相続発生時点で存在していた物を売却した金額は、相続財産として扱われる
- ただし、少額の動産(家具、家電、日用品など)は、実務上は相続財産に含めないことが多い
- 高額な骨董品、美術品、貴金属などは、相続財産として申告すべき
詳細は税理士にご相談いただくことをおすすめしますが、買取を活用することで、処分費用を削減し、相続税の納税資金の一部にできるというメリットは確実にあります。
専門業者に任せることで得られる安心感
相続整理は複数の負担が重なりやすい
相続・残置物整理は、
- 体力的負担(重い物の搬出、大量の荷物の分別)
- 精神的負担(故人との思い出、家族間の調整)
- 時間的制約(相続税の申告期限、不動産売却のタイミング)
- 専門知識の必要性(税務、法律、不動産、買取相場)
が同時にのしかかる作業です。
「自分たちだけで何とかしよう」「家族だけで進めよう」とすると、途中で心身ともに疲弊し、整理が止まってしまうケースが非常に多く見られます。
ワンストップサービスで整理が確実に前に進む
専門業者に任せることで、以下のようなメリットがあります。
| 項目 | 安心できる理由 |
| 仕分け | 買取・処分・保管を適切に判断 |
| 重要書類の発見 | 見落としがちな書類も丁寧に確認 |
| 買取査定 | 専門知識で適正価格を提示 |
| 作業 | 搬出・分別まで一括対応、立ち会い不要も可能 |
| スケジュール | 相続手続きの期限を考慮した計画的な進行 |
| 進行管理 | 全体の流れを把握し、次のステップを明確に提示 |
| 心理的サポート | 故人への配慮、遺族の気持ちに寄り添った対応 |
| 各種手続き連携 | 不動産売却、解体、清掃まで一貫してサポート |
有限会社甲田運送では、
- リユース事業(遺品の買取)
- 運送事業(重量物の搬出・運搬)
- 清掃業(ハウスクリーニング)
- 内装業(原状復帰工事)
- 不動産業(売却の仲介・買取)
- 家屋解体(解体工事)
をすべて自社でワンストップ対応できるため、相続に関わるあらゆる作業を一つの窓口で完結できます。
「何から始めればいいか分からない」「誰に相談すればいいか分からない」という状態でも、整理の道筋を明確に示し、計画的に進めることができます。
よくある質問
Q1:まだ相続が発生していないのですが、生前整理の相談はできますか? はい、もちろんです。生前整理は相続対策として非常に有効です。親御様と一緒に、または代理での相談も可能です。
Q2:相続税の申告期限が迫っているのですが、間に合いますか? 状況によりますが、優先順位をつけて計画的に進めることで対応可能です。まずはお早めにご相談ください。
Q3:遠方に住んでいて立ち会えないのですが対応できますか? はい、立ち会い不要での対応が可能です。作業報告を写真付きで丁寧に行います。
Q4:重要書類や貴重品を探してもらえますか? はい、整理作業中に見つかった重要書類や貴重品は、必ずお客様に確認・報告いたします。
Q5:買取金額は相続財産に含まれますか? 基本的には含まれますが、詳細は税理士にご相談ください。当社でも提携税理士をご紹介できます。
まとめ|確定申告前は相続整理を始める最良のタイミング
確定申告前は、
- お金と資産を見直す意識が最も高い時期
- 将来の不安を整理し、行動に移しやすい時期
- 年度替わりという区切りで計画を立てやすい時期
- 税務的な視点で相続を考えやすい時期
という意味で、相続・残置物整理を考え、実際に動き出すには最良のタイミングです。
- 確定申告前に現状を把握するメリット(税務面・実務面)
- 買取を活かした大幅な負担軽減
- 専門業者のワンストップサービスで得られる安心感
- 相続手続きと整理の適切な順序
これらを知っておくことで、相続整理は少しずつ、無理なく、計画的に前に進めることができます。
すべてを一度に終わらせる必要はありません。まずは現状を知ること、専門家に相談することから。それが、後悔しない相続整理への第一歩になります。
有限会社甲田運送では、遺品の買取から処分、不動産売却、解体まで、相続に関わるあらゆるご要望にワンストップで対応いたします。運送事業で培った車両・倉庫の活用により、ランニングコストを抑え、その分を高価買取に還元しています。また、不動産業・解体業も自社で行っているため、売却から解体までの一貫したサポートが可能です。
「何から始めればいいか分からない」「期限が迫っていて不安」という方こそ、まずはお気軽にご相談ください。
